業務用スチールラックのアンカー固定。メリットとデメリット
工場内や倉庫内など、モノを収納するために欠かせない業務用スチールラック。
業務用スチールラックは、そのまま固定せず据え置く場合と、アンカー止めをする場合、その他の方法で固定する場合、キャスターを付けて移動できる場合など、いくつかの方法があります。
このページでは、業務用スチールラックをアンカー固定することによるメリットとデメリットを解説します。
業務用スチールラックをアンカー固定するメリット
転倒防止対策となる
業務用スチールラックは、大きいもので2メートル以上、小さいものでも1.5メートル以上あるものがほとんどです。
また、業務用スチールラックには、業務で使用する備品や部品、機械、完成品など、重量が重たいものを収納することが多くあります。
そのため、地震などの災害が起きた時や、何かの拍子にぶつけてしまった時など、業務用スチールラックが倒れてしまうことがあります。
そんな時にアンカー固定をしておけば、簡単に倒れてしまい、周辺の作業者などに被害を与えてしまう可能性が低くなります。
設置位置が固定される
業務用スチールラックは、一度設置するとあまり動かさないかと思います。しかしながら、固定をせずに置いてあるだけだと何かの拍子に少しの位置ずれが発生する可能性があります。
アンカー固定をしておけば、スチールラックは床にしっかり固定されているため、位置が少しでもずれてしまう心配がありません。
業務用スチールラックをアンカー固定するデメリット
移動させられない
業務用スチールラックを固定してしまうことによるデメリットはただ1つ。移動ができなくなってしまうことです。
一度アンカー固定してしまうと取り外し、再設置が手間になってしまいます。
数年に一度の定期修理など、社内全体での修理・清掃・メンテナンスを行う時期であればよいのですが、少し掃除をしたい、少し場所を変えたいとなってもすぐには移動させることができません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。アンカー固定には安全面という最大のメリットがありますが、移動ができなくなるというデメリットも存在します。
用途や設置環境に合わせて、アンカー固定するか否かを判断してください。