業務用スチールラックは、効率的な収納と耐荷重を重視しているため、おしゃれに使うことは不可能だと思われがちです。
しかしながら、ちょっとした工夫により、倉庫だけでなく、オフィス内などでも活用できるおしゃれさを追加できる可能性があります。
このページでは、業務用スチールラックをおしゃれに魅せるコツを紹介したいと思います。
※ここで紹介する業務用スチールラックとは、背板や側板がないボルトレス仕様のスチールラックを指します。
はじめに。業務用スチールラック(ボルトレス)とは
業務用スチールラックとは、倉庫や生産現場、オフィスなどで使用するスチール製の棚のことを指します。
標準品の場合は、背板や側板がなく、シンプルで頑丈な造りをしています。
※業務用スチールラックの詳細は「業務用スチールラックとは。種類と特徴をあわせて解説」を参考にしてください。
業務用スチールラックはおしゃれじゃないのか?
業務用スチールラックは、作業性や効率化を重視しているため、おきゃれか否かと聞かれたら、おしゃれではない部類に入るかと思います。
しかしながら、工夫次第ではおしゃれに魅せることも可能であると考えていますので、是非、下記の工夫の仕方を参考にしてください。
業務用スチールラックをおしゃれ魅せるコツ
背面板・側板を取り付ける
業務用スチールラックには、背面板や側板が標準では付いていません。
オプションの背面板や側板を取り付けることで、オフィスで使用する書庫や棚に近い見た目となります。
また、業務用スチールラックの支柱は頑丈なスチールであるため、ドリルビスなどで、好きな樹脂板などを打ち込み、背面板や側板とすることでおしゃれな見た目にすることも可能です。
周囲に合わせた色合いを選定
業務用スチールラックは、グレーや白、緑など、シンプルな色合いのモノが多くあります。
何でも良いと何も考えずに色を選定してしまうとバラバラな色遣いになってしまい、おしゃれとは無縁な空間となってしまいます。
周辺の設備や色合いに合わせることでシンプルでおしゃれに魅せることも可能になります。
メーカーによっては、塗装色やマンセル値を公開していますので、参考にしてみるのもおすすめです。
メーカーを統一して色を揃える
業務用スチールラックは、メーカーによって塗装色が若干異なる場合があります。
色がバラバラであると、おしゃれさが半減してしまうため、スチールラックを買い足す可能性がある場合は、メーカー選定を行ったうえで、いつも同じメーカーの業務用スチールラックを購入することをおすすめします。
収納ボックスを使用
業務用スチールラックには、引き出しがないため、収納物を直置きしてしまいがちです。
棚板間の広さ、間口や奥行の寸法に合わせて、収納ボックスやボックスコンテナを綺麗に配置することで、おしゃれに魅せることができます。
例えば、棚板間の高さが300mmで間口1800mm、奥行450mmであれば、外寸が高さ300m・幅300mm・奥行450mmのボックスを6つ並べることで綺麗に収納することができます。
この時、使用する収納ボックスやボックスコンテナの色合いにも気を遣うことでよりお洒落に魅せることができます。
また、収納ボックスやボックスコンテナを使用することで整理整頓が簡単になったり、収納物の出し入れが容易になるというメリットもあります。
上段には小さい物、下段には大きい物を収納
目線より高い場所に大きなものがあると圧迫感を感じてしまいます。
そのため、上段には小さい物、下段には大きい物を収納することでよりお洒落に魅せることができます。
作業性の部分でも高い場所に重たく大きな物があるより低い場所に重たく大きな物がある方が出し入れが容易になります。
※アイラックの下段開放スチールラック「アイラック マークⅡ」を活用することで、大きなものを台車や平台車に載せたまま収納することも可能です。
また、業務用スチールラックは、棚板の高さ調整が可能なため、あらかじめ収納物を想定した上で、棚板の位置を決めることも重要となります。
まとめ
いかがでしたか。業務用スチールラックでも工夫1つでおしゃれに魅せることも可能です。
重たい物を収納したい時は、業務用スチールラックがピッタリ。デザイン性だけでなく、収納性や耐荷重でお困りであれば、是非、業務用スチールラックも候補に入れていただければと思います。